2018/08/04
オリジナルについて思う事
一時期、パクリという言葉がやたらに言われていた時期がありましたが、
その前からずっとオリジナルってなんだろう?と思いながら
制作活動をしています。
過去の芸術的な歴史を見ても
「浮世絵に憧れたゴッホ」や
「グリム童話は昔話を集めた物」とか
「アンデルセン物語はかなりの頻度で神話やキリスト教の教えを元にしてる」等など
有名で著名な作家や作品も「実は〜に憧れて」とか「元々の話はコレ」という
事が多く、だからといってそれらは「彼等の作品ではない」等とは言われていない訳です。
勿論 あからさまに「あの作品のあれ」と明確に分かる物を「オリジナルです」と
発表するのは創作する側 制作者としてあり得ない恥ずべき行為ですが、
書いている本人が「気がつかない内に影響を受けている」と言う事は
どうしても避けられないと思います。
だからパクって良いとも、オリジナルは尊重されるべきではないとは
全く思いませんが、創作する側が気がつかないうちに
昔見た いつだったか見たことがある何かに影響を受け
自分の中で再構築された物はオリジナルと言って良いのでは?と思います。
極端な話 ゴッホと歌麿とラファエロに憧れて今 絵を描いていますって言う人が
自分の絵だと発表した物は、いずれのどの画家の作品でもなく、
その人のオリジナルでしょ?って思いますが、皆さん いかがお思いでしょうか?
著作権は作者没後〜年とそれぞれの国によって違う様ですね。